ULカードホルダーを作る

こんにちは。わたしは、軽くて丈夫な素材でUL(ウルトラライト、超軽量)バッグを作っています。

MYOGとはMake your own gearの略。自分のギアは自分で作ろう!という文化です。

今回は夫からのリクエストで、社員証を首からぶら下げるためのカードホルダーを作ってみました。

完成したカードホルダー

できあがりがこんな感じです。

重さのほとんどは紐かと。

首から下げるように、上部のループに紐を通してあります。

材料

X-Pac V15 [軽量/強靭/防水な素材]
クリアケース
ロープ [MINI Cord 1.5 mm]
コードロック
コードエンドクリップ

メインの生地は X-Pac V15。先輩がバックパック用におすすめされていた生地。裏面が白色で、これでポーチやバッグを作ると中が見えやすいのがいいです。ULギアのmyogでは裏地を作らないことが多く、生地の表面と裏面の色のパターンで生地を選ぶのも面白いと感じます。

そして、ハリがあって、 X-Pacでよく見る Xグリッドがない、フラットな見た目もカッコいい。 X-Pacの劣化は Xグリッド部分から進むと言われており、グリッドが無い方が耐久性が高いという声もあります。摩擦が発生しやすいかどうか、使うシーンによりますね。

今回のカードホルダーは、バックパックやポーチを作るときに余ったスクラップで作りました。

作り方

まず、カードを収納するクリアケースを、携帯の契約の時に通信会社さんから頂いた者類ファイルから切り取りました。営業の方の名刺が入っていて、ポケットに印刷インクが移っていたのですが、除光液で綺麗に取れました。このカードケースの部分のみをハサミで切り取りました。

カードケースの透明部分より一回り大きいX-PAC 2枚の四角を用意し、1つは中をくり抜きます。

くり抜いた方は、4つの角それぞれに切り込みを入れて折り込み、縫い付けました。

カードケース大きさと比較してみると、悪くは無さそうです。

中表に重ねた状態

2枚を中表に重ねて、

端から5mm程を側面と底面ミシンで縫います。

X-PacV15はハリがあります

縫えたらひっくり返します。

ほつれる生地ではないため、
1回折り込むだけにしました。

次に、縁を中に折り込んで、二つ折り縫いします。

しっかり位置を確認。

続いて、真ん中上にループをつけて行きます。

ボディと同じ生地でループ部分を作ります。

これも縁を1回折り込んで縫いつけます。布用両面テープで仮固定しました。このループには紐を通しますが、力がかかる部分になるので、2重3重くらい往復して縫いつけます。

ここまでくるとほとんどカードホルダー。

実際にカードを入れてみながら、ピタっとハマる位置を確認し、ホルダーの四隅を四角で縫います。

バッグの持ち手を止めるときのように、四角く2周縫いました。

裏側はこんな感じ。中身が落ちづらくなりました。

出来上がり!紐の先はコードエンドクリップで始末し、コードロックで長さを調整できるようにしました。

おわりに

カードホルダーを探してみると、意外にシンプルなデザイン、自分好みのデザインが見つからなかったです。作ってみればそれほど難しくなく、理想のカードホルダーができあがりました。

夫も喜んでくれました。