こんにちは。わたしは、軽くて丈夫な素材でUL(ウルトラライト、超軽量)バッグを作っています。
昔の自分が作ったものを作り直す
今回は、一度作ったサコッシュを解体し、作り直してみました。サコッシュからニューサコッシュへのリメイクです。
ミシンの腕前は上がったのか?過去の自分に向き合うことができました。
9ヶ月前に作ったもの
ミシン始めて1ヶ月くらいに作ったサコッシュ。
グレーの生地に黒い糸。これは2作目のサコッシュ。ミシンを使うことがどういうことか基礎的なことをようやく掴み始めた頃に作ったもの。形にするのに精一杯でした。使う分には特に問題はなし。ただ縫い目の荒さが目立ちます。
ジッパーとメイン生地を繋ぐところ。縫いそびれがあります。
縫い目が粗い。縫い始めと終わりも糸がぐちゃぐちゃ。
ストラップとポーチを繋ぐリボン。使用中に外れてしまい外付けしていました。初心者まるだしですが、これがわたしの現実…。これを作ったのが、ミシンを買った2020年7月からおそらく1〜2ヶ月後くらいなので、それから9ヶ月経つ今、作り直してみることにしました。
解体
まずは、解く作業。全て材料の状態に戻します。
YouTubeを見ながら、コツコツと解体作業完了。解体するのもなんだか楽しく、また材料が手に入った気分です。
そしてまた縫い上げる
さて、ふりだしに戻りました。1から縫い直していきます。
ジッパー縫いつけ。この段階から違いを感じます。少しは上達したよね。焦らず、一定の速度で縫うこと。糸の位置を確認し、クリップで生地を固定すること。縫い目の幅を適当にすること。
もともとサコッシュの形をしていた材料なのでその時の折り目が残っていて、縫いやすさもありました。折り目のクセを付ける事はきれいに形作る上で大事なのですねえ。
生まれ変わった
そして、出来上がりました。
作り直す前よりシュッとして見えます。
スッキリしたマチに変更しました。柔らかい生地なのに底にマチを作っていたのでダレていたので、改善されました。
ストラップの端処理。前に比べるとだいぶマシに。こういう箇所は特に生地とステッチの色を合わせる方が無難だと気づきました。
ポーチのサイドにリボンを付けるのは初めて。狭い立体コーナーなので、針を入れるのがなかなか難しかったですが、ストラップとの連結がストンとおさまり、とってもスッキリしました。
作り直してみて
・生地の性質
・パーツの機能
・縫い方の意味
など、学びが深まりました。
新しいものを作るのも楽しいけれど、作り直すことで過去の自分よりもパワーアップしたことを実感できて楽しかったです。山登りと同じように、一歩一歩重ねればいつかすごいところに辿り着けるような気がしました。