ズボンのかぎ裂きを補修する

こんにちは。わたしは、軽くて丈夫な素材でUL(ウルトラライト、超軽量)バッグを作っています。

今回はお気に入りのズボンのかぎ裂きを補修します。

ズボンがかぎ裂けた

山と道のlight 5-pocket pantsを愛用しています。軽くてお気に入りなのですが、西穂高独標に登っているときに、膝のあたりを道の金具に引っかけて、かぎ裂きができてしまいました。「金具が出てるな〜」と、視界にはしっかり入っていたのに、思うように足を運べなかったのです。

1 cm2くらいの大きさですが、ここから膝小僧が見えると少し恥ずかしいです。

こういうの「かぎ裂き」って言うそうです。かぎ爪で引っ掛けたようなイメージからでしょうか。

補修する

最近MYOG(Make your own gear, 自分の道具を自分で作ること)にハマり、ミシンもそこそこ使えるようになって、修理に対するハードルが下がってきたのでトライしてみました。

裏面には補強として210Dのダイニーマ生地を当てました。

水も通さない摩擦にも強い素材ですが、ふにゃふにゃの柔らかくもある生地です。スクラップ、結構細かいものでも取っておくと、こういうときに使えます。

肌に触れるので、角は丸く切りました。

布用の両面テープで接着し、かぎ穴を囲うようにステッチしていきます。布用の両面テープはかなり便利で、アイロンがないときに簡単に折り目の固定ができたりします。キレイに縫うには、縫う前の固定が大事なのです。

ミシンで縫うときは、余計な布を縫わないように注意です。あとは、生地が大きく丸まっているような時は、ミシンの下のボビンあたりに絡まってしまうこともあるので、そこも注意です。

ステッチはできればもっと近い色の糸がよかったのですが…オリーブ色の糸で縫いました。

グリーンといえばグリーンですが、少しベージュにも見えます。

補修完了

見た目はそこまでは目立たないんじゃないかな?履いて歩いてみましたが、補修部分が特に気になるということもありませんでした。

少し縫い目のシワがついたのですが、これは、上糸の糸調子を縫えるギリギリまで弱めることで、解消できるようです。

穴が空いてるよりは、全然気にならなくなった。これでこれからも履けます。

出来栄えは、まだまだ伸びしろありですが、自分で修理できたことがひとまずうれしい。

元々の素材との相性を考えて、リペアの素材を選別するので、ぴったりのものが見つかると嬉しかったり、スクラップを生かせるのが気持ちよいです。