e-bikeのバスケットバッグを作る / VOTANI h3

こんにちは。わたしは、軽くて丈夫な素材でUL(ウルトラライト、超軽量)バッグを作っています。

初めてのe-bike!VOTANIのh3を購入

わたしは2021年に引っ越したことをきっかけに、電動自転車に出会いました。台湾の会社がデザインをしているBESVというブランドのVOTANI h3を購入。(本当はVOTANIと入っているのですが、ステッカーになっていたのでキレイに剥がしました。地味、プレーン、無地なのが好きな私。モデルや型式、ロゴが刻印ではなくステッカー/シールになっているのは良い点でした。)

この自転車を手に入れてからは、10 km圏内は自転車で移動するようになりました。都内の坂が多いところに住んでいますが、5~6 km走るのに、だいたい30分ほどかかります。30分というと、「そんなに漕いで疲れないの?」と思うかもしれせんが、e-bike、そう電動自転車なので、ス〜イスイ。30分は結構余裕なのです!1hくらい行くとキツイかなあと思うのですが、気候がちょうど良い春や秋なら、マイペースに行けばどこまでも行けちゃう気もします。駅までの道や、公園や美術館、スーパーからデパートまで、散策やショッピングに大活躍です。

出かけるときにバスケットから物が落ちないか心配で…

購入したe-bikeの真ん中あたりにバスケットがついているのですが、バスケットの隙間が大きくて、小物を置くことは難しい。そこで、愛車に付属しているバスケットにピッタリはまるULバッグを作ってみることにしました。今回は、自転車の真ん中部分にあるバスケット用のバッグを作りますが、足を跨ぐその間にバスケットが位置しています。

バッグを作る

自転車のバスケットのサイズを測り、140 mm x 350 mm x 65 mmのバッグならピッタリバスケットにはまるだろうと推定しました。材料はこちらの写真に写っているものと、ジッパーの開け閉めの支点になるグログランテープ。

ジッパー、各テープの長さはおおよそ写真のとおり。

まずは、ジッパーから縫っていきます。

裏表で合わせて端から2mm程のところを縫い合わせて、

山折にしてひっくり返し、端から1mmほどを縫います。

続いてバスケットに固定するためのバンジーコードを作っていきます。幅2cmのナイロンテープを使いました。2本のテープの間も2cm開けることにし、まずはボディに仮止めです。

その後2.5cm間隔でテープぼボディに縫い付けていきます。

たくさん糸切りするのは大変なので、一気に縫ってしまって、最後に糸切りすると楽です。

少し歪んでしまいました。

このようなことにならないように、メモリ付きの厚紙をガイドにするとよいです。

こちらは別の生地で作った時の様子で、目盛付き厚紙の使い方は、こんな感じです。100円ショップで売っている方眼厚紙で十分で、紙なので誤って縫ってしまっても大丈夫。繰り返し使えます。バンジーコードが出来上がったら、次は持ち手を同じ2cm幅のナイロンテープで作ります。

真ん中のボコっと出たところが立体になるとポーチの側面になります。今回は両方に持ち手をつけることにしました。

次はボディの組み立てです。他にもポケットをつけたい場合なんかは、このタイミングで追加しておきます。

ボディの組み立ては、まずはジッパーを閉じてしまいます。今回はジッパーが長いのでスライダーを2つ使用し、両開きできるようにしました。

2つのスライダーでジッパーを閉めたら、スライダーを引っ張る際につまめる支点を作ります。2cm幅のグログランテープ5cm程を半分に折り、ジッパーの両端に仮縫いしておきます。

長い筒の状態となっているので、凸っと出ている部分(側面にあたる箇所)を合わせてクリップで止めます。

端から1cmのところを縫い合わせます。

縫い目を隠すように、1.2cmのグログランテープを巻き、ヘリ縫いしていきます。

私は工業用のバイアステープ抑えを使っています。これがないと縫えないわけではないですが、幾分楽です。少しコツがいるのと、注意して生地を送らないと、結局歪んでしまうのですが。

巻けたら余分なところを切り落としておきます。

いよいよラストスパート。残った側面の4辺を合わせ、端から1cmで縫い合わせていきます。

先ほどと同様にグログランテープで巻いて、余計な部分を切ったら、ほつれないようにライターで端を炙っておきます。

少し縫い目を隠せていない箇所もありますが、内側で普段見えないし、自分で使うのでOK。

ひっくり返せば、バンジーコード付きの横長ポーチができています!

バンジーコードの隙間に2cm幅のナイロンテープを通し、カムバックルで固定します。

このアジャスターを付けたのですが、これは無意味でした。カムバックル1つで大丈夫でした。

ちなみに、こちらはCORDURA1000Dバージョンですが、カムバックル1つで固定しています。見えるかな?

ということで、出来上がりました!85g程でした。

ぱっと見で分かりづらいですが、今回作り方を最初から最後までお届けした写真のポーチの生地は、X-Pac V15です。裏側が白くて、中身が見えやすいのがポイントです。

このポーチのおかげで、鍵や飲み物、エコバッグなどを収納でき、バスケットだと道に転げ落ちてしまう心配があったのですが、それが解消しました。

やったね!