スクラップ→クレイジーキルト→鉢カバー

こんにちは。わたしは、軽くて丈夫な素材でUL(ウルトラライト、超軽量)バッグを作っています。

リビングでは、コーヒーの木を愛でていて、植物が部屋にあると心が安らぎます。買ってきたときのままのプラスチックの鉢もいいのですが、カバーをすると良さそうだなと思っていました。

今回は、バックやポーチを作って残る端切れを一枚布に繋ぎ合わせ、鉢植えカバーを作るというアップサイクルに挑戦することにしました。クレイジーキルトを作れるようになれば、スクラップにまた命を吹き込むことができます!

クレイジーキルトに出会う

キルトについてど素人ですが、前から気になってはいました。

それとはまた別に、ものづくりをする度に出てくる切れ端・スクラップを溜め込んでいて、何かに昇華してあげないといけない状況でした。そこで、スクラップを繋げてまた一枚の大きな布にしようと思い、調べていると、クレイジーキルトに辿り着きました。

YouTubeでクレイジーキルトの動画を見ると分かりやすいのですが、バラの花びらのように、真ん中からどんどん周りにスクラップ片を継ぎ足ししていくのです。

スクラップからクレイジーキルトを作る

作り方について調べてみますが、どれも図面を書くという工程がありました。それはめんどくさい、と思ってしまったわたしです。少しやってみて気付きました。窪みを作らなければいいのだと。生地を繋げるとき、長さの同じ辺があると、それを裏表に合わせて端から5 mmあたりを縫い合わせます。ほつれやすい生地の場合は、端から1 cmとった方がいいです。そうしていくと、凹ができてしまうときがあります。そのときは、凸になるように、邪魔な箇所を切り落としてしまいます。簡単な分、また小さなスクラップが発生してしまいますが、100を目指して挫折して0よりは、40~60でEnjoyと継続。

まず1カケラと1カケラを縫い合わせます。同じくらいの長さの辺を裏表に合わせて。

開くと、こう。

くりかえします。

だんだん大きくなっていきます。

シンプルに、なるべく四角形を作るように足していくと、凹ができるのを避けられます。

鉢カバーを作る

カバーしたい鉢の大きさを測ると、おおよそ縦12 cm 横30 cm以上必要と分かりました。この目標に向けて、上記の要領でクレイジーキルトを広げます。

だいぶ繋がりました。

必要な大きさまで広げられたら、あとは、周りを3つ折り縫い、あるいは、ロックマシンをかけて端の処理をします。

端の処理をすると、スッキリして、気持ちがいいです。

実際に鉢を囲うようにして、配置するイメージをしつつ、ここで止めたいというもころに印を付けておきます。印を付けた箇所に、50mmの面ファスナーを取り付ければ、鉢カバーの完成です。

面ファスナーを生地に付けるとき、粘着式が楽なのですが、面ファスナーの方が強く結びついて、生地から面ファスナー自体か剥がれてしまうという悲しい事態がたまに発生するので、縫いつける方があとが楽です。

2箇所にこのように縫い付けました。

これで、完成です。鉢にくるりと巻き付け、面ファスナーで固定します。

なんだかコーヒーの木があったかく包まれたようです。

何も気にしなければ捨ててしまうようなスクラップですが、ちりも積もれば。縫い合わせれば素敵なクレイジーキルトになりました。

この作業、慣れてしまえば、どんな生地も再利用できてしまいそうな、すごいパワーを感じます。今度はもっと大きなキルトに挑戦したい。