こんにちは。わたしは、軽くて丈夫な素材でUL(ウルトラライト、超軽量)バッグを作っています。
Let’s MYOG (MYOG = Make your own gear) 自分の道具を自分で作ろう!
25Lのバックパックを作る
バックパックは山登りに必ず必要な道具。荷物の総重量を左右するベースになります。
バックパックを軽量化することはウルトラライトへの大きな一歩
小物と比べて価格が高く、購入するときはかなり熟考するバックパック。バックパックを作るということで、気合を入れて数回に渡って作る過程を残したいと思います。
完成品
DCFはツルサラっとしてカッコいい。ラミネート側を表にしてみました。
材料
メインの生地には、2.92 oz Dyneema Composite Fabric を選びました。DCF(Dyneema composite fabric)は、非常に軽くタフで防水性のある素材で、テントやタープ、スタッフサックによく使用されています。
スケスケのを見慣れている人もいるかと思いますが、2.92 ozだと50Dポリエステル生地が重ねられて、透け感がおさまります。
最初にショルダーハーネスを作る
長方形に切った生地を肩に当てつつ、既製品のハーネスと見比べつつ、カットしてカーブをつけていきます。
ハーネスが自分の肩に合わないと悩んでいる方は、自分で作るのも手段です。自作ならカスタムし放題。ショルダーストラップの中身には、100円ショップで買ったXPEという材質のレジャーマットを入れています。
たとえば、吸音材に使われているウレタンスポンジを見てみると、密度が低く、やわらかすぎ、ショルダーハーネスに入れるのには向いてませんでした。ショルダーハーネスに入れる理想系は1cm程の厚みで、もっと密度の高い硬いものでした。
ネットで探しましたが、楽天やAmazonでも最小単位が大きく余計な費用が嵩み、購入を迷っていました。
そこに現れたのが百円ショップのアウトドア用折りたたみマットです。
これをハサミでジョキジョキして入れてみると、キレイにハマりました。
MYOG楽しすぎる。
この凹みがまたいい仕事をしてくれて、いい具合に肩にフィットしてくれるんです。それから、バックパック下部と接続するためのテープを縫い付けるのにこの凹みがいい溝になって、とても縫いやすい。
こんなことで興奮するの。こういう気持ちを忘れない大人でいたい。